パンゲアの気まぐれ帳

気の向くままに、主に好きなこと(ダンス、小説、ネットゲームなど)について書き散らかす予定

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戦史に興味のある人なら必ず知っているであろう石原莞爾についての入門書を紹介。 これは、石原について簡単に一通り知りたい、又は、これから色々な本を読んで行きたい、と思っている人にお勧めの一冊。 一応付け加えておくと、石原を知ろうと思っていきなり「最終戦争論」から入るのは、自殺行為である。

出版社の編集部による石原莞爾の簡単な人物史を中心として、その石原に関わっていく人々を紹介したり、何人もの歴史家から見た石原像を紹介してくれている。 その為、特定の人の意見に偏ることなく、石原莞爾という人物の評価を知る事ができるだろう。 また、石原について書かれた他の作者の本も数多く紹介されているため、この本に書かれている紹介文を切っ掛けにより細かな分野を知っていく為の入門書としてうってつけである。

この本の中で、最も自分の印象に残った部分は巻頭インタヴューの最終章である。 要約すると、

石原は日本のヒトラーになれた。 だが、なろうとしななかった。 それゆえ、歴史によって排除された。

となる。 

確固たる世界観を持った石原は、政治指導者としての素養が確かにある。 満州事変を起こしながら、満州の属国化には反対。 日中戦争にも反対。 それどころか特異な政治シンクタンクともいえる東亜連盟を作ってもいる。 更には、評価の分かれる「最終戦争論」も考え出している。自分を含めた多くの日本人が石原莞爾に惹かれるのは、もし石原が日本のリーダーだったなら、というIFがあまりに想像をかきたてるものだからだろう。
石原莞爾-満州国を作った男―昭和期最大の天才軍人! (別冊宝島 1393 軍人シリーズ)石原莞爾-満州国を作った男―昭和期最大の天才軍人! (別冊宝島 1393 軍人シリーズ)
(2007/02)
不明

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今朝から「補給戦」(著マーチン・ファン・クレフェルト)と言う本を読み始めた。 
2chのHoI2のスレッドにこの本が面白いと言うコメントが載っていたので、一読してみたいと思い買ってみたのだが、確かに面白い。 
最初の章を読んでから他の章をぱらぱらと飛ばし読みをしている段階だが、かなり易しく説明されているので、軍事用語の知識など無しに読むことができる。 戦史上の様々な有名人が行った(又は中止した)行為を補給の面から説明してもらうことで、それまで意味不明であったこれらの指揮官達の軍の行動がはっきりとした兵站上の理由によるものであることが分かり、すっきりとした気分になれる。 また、16世紀から20世紀前半まで続く世界中の兵力の増加が、兵站技術の向上と表裏一体の関係にあることが説明されており、なるほどな、と納得してしまった。 
兵站の問題こそが軍の運命を決める物であるということが、この本を読むとよく分かる。

できればこの本のように、日本の戦史においても兵站がどのような影響を与えてきたのかを説明してくれてある物があれば、ぜひ読んでみたい。 源平時代や南北朝時代の実兵力。 刈り取り前の穀物などを組織的に略奪する「刈り働き」を考える事での軍行動の制限。 また、人力車による補給隊でどの程度の距離のどの程度の人数を養えたのかなど知りたい事は山ほどある。
補給戦―何が勝敗を決定するのか (中公文庫BIBLIO)補給戦―何が勝敗を決定するのか (中公文庫BIBLIO)
(2006/05)
マーチン・ファン クレフェルト

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今週は9月と同じように多くの架空戦記を読んだ。 冊数にすれば20冊は読んだと思う。 架空戦記の困ったところは、直ぐに絶版となってしまうこと。 結果としてアマゾンの中古本を買うことになる。 気に入った本は新刊でカバーをかけて保管しておきたいと望む自分にとっては大問題である。 

選択の余地はなかったので今週のお気に入りも中古のもの。 タイトルは「バトル・オブ・ジャパン」。 著者は青山智樹氏で、もちろんタイトルの由来はバトル・オブ・ブリテンからだろう。 
一応説明しておくと、バトル・オブ・ブリテンとは、第二次世界大戦でフランスを電撃戦で下したドイツが余勢を駆ってイギリスに攻め込もうとして始まったイギリス上空を舞台とする航空合戦のこと。 
この架空戦記でも、それを意識して日本上空の制空権を争う飛行機の戦いが序盤の中心的な話となる。 架空戦記としてはかなりの長編で合計8巻。
この本のIFはヒトラーがアメリカに移民していたという点で、聞いただけだと無茶苦茶に思えるが、それを感じさせないしっかりとした背景説明がいい。 また、ヒトラーや日本の大使の野村、日本、アメリカの将軍や大臣が人間味を感じさせる場面が何度も出てくるのはこの種の小説としては異色であり、魅力的である。 「なにわの総統」に似た物を感じる。 
バトル・オブ・ジャパン―連合艦隊壊滅す (ワニ・ノベルス)バトル・オブ・ジャパン―連合艦隊壊滅す (ワニ・ノベルス)
(1997/06)
青山 智樹

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9月にはとうとう記事を書かずにすごしてしまいました。 以前は毎日のように書いていたブログも、一旦やめてから、しばらくしてまた始めても、過去の几帳面さは取り戻せないようです。

何も記事を書きませんでしたが、別に9月を寝て過ごした訳ではありません。 9月には、何故か狂ったかのように「架空戦記」を読み漁っていました。 ご存じない方もいると思うので説明すると、この「架空戦記」という本のジャンルは、歴史、特に戦争史のIFを追求した物です。 例えば、信長が本能寺を生き延びたらとか、日本が真珠湾を起こさなかったら等、という設定でその後の「架空」の歴史をたどる形を取る小説です。 

日本で人気のある架空戦記の時代と言うと戦国時代と、第二次世界大戦が二大テーマですが、先月自分が読み耽っていたのは第二次世界大戦物です。 

何となく大量にこの分野の本を買ってしまいましたが、後から考えてみると、HoI2を長くプレイしていることでこの時代のことを頻繁に考えること。 そして、続編のはずのHoI3が安定せず満足にプレイできていないので欲求不満の解消と言う意味で他にこの時代を体験できる物が欲しかったのかもしれません。

自分が中学の頃、架空戦記の大御所とも言われる檜山良昭先生が大逆転シリーズと呼ばれる架空戦記を立て続けに出していました。 このシリーズのほとんど全てを当時読みましたし、大好きでした。 ただ、その前後から、この架空戦記という分野が有名になり多くの作家が90年代にこの分野の本を出しましたが、それは自分にとっては「悪貨、良貨を駆逐する」とも言うべき状況でした。 なけなしの小遣いをはたいて面白そうな本を買っても、トンでも展開になったり、途中で打ち切りになったりということが繰り返された為、自然とこの分野を忌避するようになってしまっていました。 

今になって、またこの分野に足を踏み入れてみると、自分がいない10年以上の間に幾つもの名作がでており、又、それらを探すのも2chの専用スレでおすすめの名作一覧から選べばハズレにはなりませんでした。

次の記事では自分が気に入った架空戦記を紹介したいと思います。
HoI2に夢中になり、更にHoI3を待ちわびている状況なので当時のドイツやそのほかの国の指導者について知りたくなって買った最初の本(三冊一組)。 ドイツのヒトラーとソ連のスターリンの対比列伝。 ヒトラーとスターリンの相似点を強調する話は多く読んだり聞いたりしたけれど、逆に2人の違いを明らかにしようとしている本。 そして、それにかなり成功している。 今までヒトラーやスターリンの伝記のようなものは読んだことが無い自分でも内容が理解できるくらい丁寧にそして易しい言葉で書かれている。 
 買ってから数週間手をつけずに今週まで来たけれど、一旦読み始めたら止まらなくなった。 Lol
 あえて弱点を述べるとしたら、ヒトラーに比べてスターリンにページを多く割きすぎているので、スターリンについての逸話が強く記憶に残ってしまうことか。 

対比列伝ヒトラーとスターリン〈全三冊〉 第一巻対比列伝ヒトラーとスターリン〈全三冊〉 第一巻
(2003/08/19)
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パンゲア

Author:パンゲア
好きな振付師 マーサ・グラハム、ピナ・バウシュ、ウィリアム・フォーサイス。
好きなゲーム HoI2、EU3


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