パンゲアの気まぐれ帳

気の向くままに、主に好きなこと(ダンス、小説、ネットゲームなど)について書き散らかす予定

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今日、紹介する作品は、小河正岳氏による「ウェスタディアの双星」シリーズ。
これは、昨日のものよりも、より強く銀英伝の影響を感じさせる小説であり、舞台となる場所も、二大国家が覇権を争う銀河となっている。 
ただし、主人公達の母国は二大国のどちらでもなく、二大国の狭間で右往左往する小国群の内の一国である。(一応言っておくと、この国の名前がウェスタディア)

二大国が帝国と共和国という対比をなしている事、一個艦隊の規模が大体1万から1万5千隻ということなど、日本のスペースオペラの教科書とも言うべき銀英伝と似ている部分は幾つも見受けられる。 一方、この小説ならではの味付けも多々あり、それらが上手くバランスを取っていて、銀英伝に慣れ親しんだ人たちが、気軽にこの小説の世界にのめり込むことができるように配慮していると思われる。 

小説のタイトルは主人公が2人だと示しているが、読みはじめてみると、4人の主人公がいるかのように感じられる。 実際、第一巻を読み終えただけでは、「双星」という言葉が人間に対する形容語だとは分からない。 むしろ、「双星」と呼ばれるにふさわしい2人を挙げろと自分がその時点で聞かれたら、女王と外務卿の2人を挙げてしまっただろう。

出版元はライトノベルの電撃文庫ではあるが、スペースオペラと呼んでも差し支えないほど長期のスケールの話が展開されていると思う。 二大国の間で苦労する緩衝地帯の小国たちが、徐々に協力し合って大国の枷を外していくという展開を示唆する展開になってきており、充分に時間とページ数を与えられれば、名作になってもおかしくはない。
打ち切りにならない事を祈るのみだ。

ただ、あえて付け加えさせてもらえば、ライトノベル特有のご都合主義も少々垣間見えてきているのが、不安の種かもしれない。 主人公達の国は大きな災厄に何度も直面しているのに、艦艇の数がほとんど減っていない、又は、他の国に比べて再建速度が速く感じられる事。 ラノベの主人公は20代で無ければならないとばかりに、次々に事件を起こして世界情勢が急展開しすぎていると感じてしまうこと。 
更に、最新刊となる6巻で見受けられた信じられない場面として、他国の王に対して公衆の面前で、一将軍が説教するという個所もある。 謁見の場で、王の腕を掴んで説教したりしたら、その場で撃ち殺されても文句は言えないだろう。 大体、その距離まで他国の者を近づけさせたら衛兵たちは切腹ものだ。

ちなみに自分の一番のお気に入りのキャラは外務卿のチェザーリ。 この人が前の王に対して、王が交代してからもこの国への変わらぬ忠誠を誓う所は本当に良い場面だったと思う。 また、深く外交戦略をめぐらせたり、女王と交流したり、決戦に勝った事を知らされると無邪気に喜んだりと、キャラクターが深く描かれていてとても良い感じだ。
ウェスタディアの双星―真逆の英雄登場の章 (電撃文庫)ウェスタディアの双星―真逆の英雄登場の章 (電撃文庫)
(2008/01/10)
小河 正岳

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今日と明日、紹介する本は「銀河英雄伝説」の影響を強く感じさせる2つのシリーズ。 どちらもライトノベルの文庫から発売されているので打ち切りが心配だが、名作になる可能性があると思う。

最初に紹介するのは、安彦薫氏による「双竜記」シリーズ。 舞台となっているのは中世のような身分制度のある王国だが、この世界では騎士たちは馬ではなく「機巧鎧」と呼ばれるロボットのような物に乗って戦う。 
ある国が攻められて王が死に、首都が落とされ、王女が逃げているという場面から始まる。 そこで、主人公は行方不明の王子と勘違いされ、防衛側の旗頭として祭り上げられていってしまう、というのが大体のあらすじ。 

この作品を魅力的にしているのは、登場人物たちがとても魅力的なことだろう。 主人公や、ヒロインの王女はもちろん、敵国側の騎士も人間味のある描写をされている。 そして何といっても、自国の貴族たちの書き分けが素晴らしい。 
この国の「五公」と呼ばれる5人の大貴族たち、彼らがまとまって行動できなかった為に、この国は戦に破れつつあるのだが、一巻を通して徐々に明らかになるように、5人が5人とも、ある意味で自分の国を愛している。 それにも関わらず、彼らのとる行動は全く違った物になるというのがとても面白い。 

また、五公の内の2人が共同で敵の将軍と対決する場面があるのだが、その場面は銀河英雄伝説のミッターマイヤーとロイエンタールが「原始時代の勇者」オフレッサーと戦う場面を思い出させるものだった。

突っ込み所としては、主力兵器となる機巧鎧の数が余りに多いところ。 物語を通して軍勢の1/5ぐらいの数の機巧鎧がいるようだが、明らかに現代の戦車よりも構造が複雑そうな兵器が10万人の軍に対して2万ある、と言うのが信じられない。 この機巧鎧が数多くいるのに対して、その他の部隊は全くの無力なのか。 対戦車砲のような兵器は全く出てきていないのだが…。
更に言えば、これほど機械化の進んだ文明のはずなのに、未だに農奴や戦闘奴隷というような奴隷の存在があることも不思議である。 ある程度機械化が進んだ文明の場合、機械によって物を作ったり農業を行ったりする方が、監視人を雇って奴隷用の衣食住を用意して奴隷に作業をさせるよりも効率がいいのは明らかである。 これら古代ギリシア人のいう「卑しい技」の為の奴隷と言う階級が、現代において機械に取って代わったのは、人間の倫理観が進んだという訳ではない。
ともかく、作者がこれらの点をどう考えているのかは知らないが、話としてはかなり面白い小説だと思える。 ぜひ打ち切りになどならずに、完結にまでもっていってもらいたい。

ちなみに、自分のお気に入りのキャラは、五公内の凸凹コンビ、オルグレンとヒューム。 そして魅力的な敵である、メルツァー。
機械じかけの竜と偽りの王子 (電撃文庫)機械じかけの竜と偽りの王子 (電撃文庫)
(2008/11/10)
安彦 薫

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エイリアンMODの翻訳で、ここ数日自分が悩んでいた問題がやっと解決した。

config内のworld_names.csvフォルダを英語版で使おうとすると、特定の4ヶ国の国名だけがUNKNOWN STRING WANTEDとなり、正常に表示されなくなってしまうという物だった。 

でも、それぞれの国の名前を定義している行を見ても、おかしな所は見つからなかった。 セミコロン数も同じ、全角を使ったりはしていない、半角スペースを2つ続けて入れてもいなかった。

散々悩んで、やっと分かったのは、それぞれ一つ上の行において、セミコロンを巻き込んだ文字化けが起きており、結果として一つ上の行のセミコロン数が足りなくなっているという物だった。 別の行のエラーが次の行の表示を正常に表せないようにしているとはびっくり! 

…でも、MOD作りに慣れていればこんな事は簡単に分かるものなんだろうなあ…。 

ともかく、MODの翻訳は楽しい。 自分が翻訳したファイルを入れてみて、新たな英文が正常に表示されているのを見ると、何か感動する。
DL販売だけのため日本語版が発売される事は無いと思われていたAoDの日本語版がサイバーフロントから発売される! CFすごい! 感動した! 英語版を持っているけど、日本語版も買うからね! 

参照: http://www.4gamer.net/games/108/G010891/20100421011/
今週末からエイリアンMODの英語訳を始めています。 英語を母国語として知っているわけではないのでどうしても可笑しな訳になってしまう所も多々あると思いますが、とりあえずの意味が通じるように訳せればいいと思っています。 海外の英語を母国語とするHoIプレイヤーの方々が、プレイしながら訂正をしていってくれるだろうと期待しています。

目標としては今月末までには一通りの翻訳を終えてパラドックスの掲示板で宣伝したいと思っています。

エイリアンMoDにはDD版とDDA版があり、更に改造案や1945年開始のものもありますが、とりあえずは、バニラのDDA版のみを翻訳して見たいと思っています。

エイリアンmodDDAフォルダの中には6種類のフォルダの中に257個のファイルがありますが、aiフォルダ、gfxフォルダ、mapフォルダは手をつける必要が無いので、
実質的にはconfig内の5ファイル、db内の39ファイル、scenarios内の35ファイルが対象になります。

一番手間がかかるのはやはりconfig内の5つのフォルダでしょうか。 MOD作成をしたことが無い自分にはセミコロン(;)の数の確認などでかなり悩まされる事になりそうです。
パラドックスの掲示板に書き込みをする際に、SSをUPするためにこのブログスペースを使っているだけなので、この記事は気にしないでください。

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刑事(推理)小説とファンタジー小説は共に自分がよく読む本のジャンルなのだが、この2つが入り混じった本に出合えるとは思いもしなかった。 その不思議な本のタイトルはコップクラフト(著 賀東招二)。 

何かの拍子に、地球ともう一つの世界がつながってしまい、こちらの物理常識はあちらでは通じず、あちらの常識はこちらでは通じないというもの。 新しい文明同士が出会ったときの例に漏れず、いさかいがあった後に、交易や外交賀始まった状態。 というのがこの小説の舞台。 
その交流の窓口としてその通路の地球側に街ができ、そこには異世界人と地球人が共同で住んでいる。 その街を取り締まる警察に所属しているのが主人公の2人。 下の表紙絵に出ている男性が地球人で、女性はあちらの世界出身。

小説内で特に印象に残っている場面は、男主人公が差別意識の原因について考察する所。 発展途上国の人々が持つ向上心や知識欲がそれまでの裕福な国の人々に「いつか追い抜かれるかもしれない」という不安感を与え、それが差別意識につながると言う考え方は、かなり説得力を持っている。 (全ての差別がそれを元にしているとは思わない)

この本を読んでから知ったのだが、この本の著者の賀東氏はフルメタルパニックの原作者だということ。 フルメタルパニックと言うとアニメの第一話を見たことがあるだけなのだが、軍隊出身の主人公が日本の高校に転入してきてドタバタな展開となるアニメとしか印象が無い。 この小説が真剣な展開だから最初は信じられなかった。 だが、この続きとなる2冊目の本ではアクションコメディと言う感じの展開で、いかにもそのアニメの原作者の物だと信じる事ができた。

ただ、自分がこの小説をお気に入りに加えた大きな理由は、一巻が素晴らしかったからなので、3巻以降にあまりドタバタな展開にならない事を切に願っている。
コップクラフト (ガガガ文庫)コップクラフト (ガガガ文庫)
(2009/11/18)
賀東 招二

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付け加えておくと、何らかの理由でこの小説の出版元が代わったらしく、第二巻はガガガ文庫では未だ発売されていない。 自分は以前の出版社の物を買った。 それがこちら↓。 ずいぶん主人公2人のキャラデザインが違っている…。
ドラグネット・ミラージュ2 10万ドルの恋人 (ゼータ文庫)ドラグネット・ミラージュ2 10万ドルの恋人 (ゼータ文庫)
(2007/03/01)
賀東 招二

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研究ラインの内、2ラインは青写真をもらって開発、2ラインは自国が先行して開発、最後の一本は場合によって変更すべし。 2つか3つ開発したら同盟国にばら撒く。 
同盟国が優先して開発する技術は自分では開発しない。 常に同盟国の開発状況を確認しておく。 
ただし、AIが大量に生産するユニットはプレイヤーが前もって開発して青写真を渡せば、最新の兵器への切り替えが全体的に早くなりかなり有利。 特に歩兵、固定対空砲、戦車、迎撃機。
逆に、計算機の技術はその年より前に手をつける必要は全く無い! イギリスがかなり早く開発するので、その青写真をもらってからで充分。

AI各国の優先分野
日本: 海軍艦艇、基地空爆ドクトリン
イギリス: 海軍艦艇、計算機、レーダー、兵站、空戦ドクトリン
ドイツ: 歩兵、火砲、航空機、空戦ドクトリン、電撃戦ドクトリン
ソ連: 戦車、兵站
アメリカ: 空戦ドクトリン 
フランス、イタリア: 不明
インド、アラブ、スカンジナヴィア、インドシナ: 建国直後は全体的にかなり進んでいる 
スペイン国粋派、中華民国、オーストリア: 青写真は期待できない

資金の余裕がある国なら、エイリアンから積極的に技術を盗むべき。 陸軍ドクトリン以外はエイリアンはほぼ全ての技術を最初から持っているので、エイリアンの5つの国に最大数のスパイを入れ、手当たりしだい盗むべき。 特に41年型歩兵を38年初めまでに盗めたなら、即座に開発を始めれば39年のシベリア降下までには全軍を41年型で揃えられ、AI国でもイギリスやソ連などは41年型の開発が完了できているはず。 歩兵の対戦車能力は36年⇒39年⇒41年の3つの型で飛躍的に伸びる(対戦車能力は1⇒2⇒4)。 一方、エイリアンは比較的多くの戦車を使用するため、41年型の早期開発は重要。 

同盟国との友好度を積極的に上げておく必要あり。 資源取引で有利にならないとUTB入りの時にはきつい。 特に希少資源や石油はユーラシアの情勢しだいでは中盤以降入手困難。

中華民国やインド、ソ連などから民兵、歩兵(+旅団)を購入して補充や改良をしないようにしておき、原爆に対する避雷針として活用しよう。 (旅団付きでも買取の値段は変わらない。 入手後、旅団を取り外して人的資源にして置こう) いざと言う時には囮としての数あわせにも使える。

未来戦車をアメリカが手に入れたら(1939/07/22)、即座に購入すべし。 取引画面上では型は見えないが、戦車に自走砲が付いている10ユニットがそれら。 これらを購入する為に物資1万、資金5千ほどを貯めておくべき。

開始直後にバルカン諸国(ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、ユーゴスラヴィアのどれか)に宣戦しておこう。 AIが征服してくれ、その領土はオーストリアのものとなる。 早いうちにオーストリアをライン5本の大国にしておければ後々助けになるはず。

スエズをイギリスから買い取っておき、そこにレベル10の要塞と対空砲、レーダーを設置して、9師団置いておけばアフリカからの侵入を防げる。 また、スエズ運河に海軍艦艇を置いておけば、渡ってくる事さえできない。 

スペインの国粋派はなぜか41年型の歩兵を最初からもっているらしい。 これらを買い取っておければAIに無駄に使われるよりよい。
(以下、考察中)
スペインから大量に陸軍を買い取る事で、セビリアなどジブラルタル付近の海岸線をからにしてエイリアンに39年の早い段階で上陸させる。 一旦ジブラルタルがエイリアンに占領されると、そこに第2方面軍の本拠地が移ってくる。 この時にプレイヤー国の全軍で迎え撃てば第1方面軍がシベリアに来る前に第2方面軍を始末できるだろうか?
という題名の本を先日読んだ。 真っ赤な背景に2人の剣道姿の女子の絵が描かれている表紙を目にしたことのある人は多いのではないだろうか。 針金か案山子のよう小さくて細い2人の絵が印象的だった。 ハードカバーで出版されていた時から気になってはいたのだが、文庫版で出版されているのを見かけて遂に入手した。 

話の内容は典型的なスポ魂物。 一人は剣道一筋で対戦相手を倒す事だけを考えている武蔵かぶれ。 もう一人は別の剣道をそれほど長くはやっておらず勝ち負けにはこだわらない性格。 

この本は題名の通り主人公の2人が16歳、つまり高校一年時の話。 つまり高校三年まで、後2冊ある。 かなりすらすらと読めるし、先が気にならないと言えば嘘になるのだが、今のところ「お気に入り」に入るかは微妙。 
主人公2人の内、自分が感情移入できたのは剣道一筋な少女のほうなのだが、この本を読んでいる自分にすると、この子がかなりあっさりと自分のそれまでの信念を変えてしまう。 物語の最初の部分では、この子の兄を破り、兄が剣道をやめるきっかけを作ってしまった男を、いつか自分が倒すのだと思いつめていた。 これが話の本題でない事は自分の理解しているが、それでもこの心の中の目標とも言える人との対決をもう少し盛り上げてほしかった。 
また物語の最初に、かなりギクシャクとした親子関係を描いていると思えたのに、最後の方ではただのコミュニケーション不足と言った感じになってしまう。 
成長期とはそういうものだと言われれば、そうなのかもしれないが…。
武士道シックスティーン (文春文庫)武士道シックスティーン (文春文庫)
(2010/02/10)
誉田 哲也

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追伸: この記事を書こうとしているときに気付いたのだけど、この小説は漫画化されているんだね。 しかも少年誌向けと少女誌向け両方に別々の漫画家によって…。 何それ。

パンゲア

Author:パンゲア
好きな振付師 マーサ・グラハム、ピナ・バウシュ、ウィリアム・フォーサイス。
好きなゲーム HoI2、EU3


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