パンゲアの気まぐれ帳

気の向くままに、主に好きなこと(ダンス、小説、ネットゲームなど)について書き散らかす予定

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今回はアーサー王に関する小説を3つ紹介。 ただし、どれもが「正統派」な、英雄物語ではない。 よって、今までアーサー王と円卓の騎士の物語を読んだことが無い人は、決してこれらの本を最初に読んだりしないように! 

まずはマーク・トゥウェイン作の「アーサー王宮廷のヤンキー」。 この作者はトム・ソーヤーやハックルベリー・フィンで有名な、あの作者である。 あらすじを一言で言ってしまえば、現代からタイムスリップしたアメリカ人による歴史改変物。 
数年来、日本のネット上では、タイムスリップした現代人による歴史改変がとても人気のあるジャンルとなっているが、マーク・トゥウェイン氏はこれを1世紀以上前に書いている。 信じ難いの一言。
尚、この小説には19世紀のヨーロッパ人的な世界観がハッキリと出ている。 それは科学技術と理性が宗教と迷信による蒙昧から人間を解き放つ、と言う物でこの世紀に作られた様々な創作物に共通の価値観となっている。 
トウェイン完訳コレクション  アーサー王宮廷のヤンキー (角川文庫)トウェイン完訳コレクション アーサー王宮廷のヤンキー (角川文庫)
(2009/12/25)
マーク・トウェイン

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2つ目の作品はマリオン・ジマー・ブラッドリー氏による「アヴァロンの霧」シリーズ。 これはアーサー王や円卓の騎士たちの物語をモルガン(モーガン)・ル・フェイという女性を主人公として語っている。 作者はこの作品をフェミニスト的な視点で作成しており、フェミニズム(女性学)や、その考え方の延長として出てくる同性愛について、ある程度理解したうえでこの本を読むと面白さが倍増するだろう。
アヴァロンの霧〈1〉異教の女王 (ハヤカワ文庫FT)アヴァロンの霧〈1〉異教の女王 (ハヤカワ文庫FT)
(1988/04)
マリオン・ジマー ブラッドリー

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3つ目の作品は、バーナード・コーンウェル氏による「小説アーサー王物語」。 これは、アーサー王伝説の元になった人物がいたとされる時代のブリテン島の様子を最も正確に表している作品として知られている。 当時の状況を表したその表現の残酷さに慣れるにはかなりの時間が必要であろう。 サクソン人とケルト人、キリスト教とドルイド達、そしてケルト内でも、アイルランド人とブリテン人の対立の様子などがよく分かる作品となっている。
エクスカリバーの宝剣―小説アーサー王物語〈上〉エクスカリバーの宝剣―小説アーサー王物語〈上〉
(1997/04)
バーナード コーンウェル

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また小説ではないが、イギリスのコメディグループであるモンティ・パイソン出演の映画「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」もコメディとしては秀逸!(もちろんアーサー王の話を知っている事を前提)
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今回の記事は、特定の本やゲームについてではなく、新たにデビューする2人の作家への応援メッセージのつもりで書いています。

一人目は、ネット上で「縁の下の女の子」と言う小説を書かれていた神秋昌史さま。 この人が連載していた同小説がとても面白く、週に一度か二度は、更新がされていないかをチェックしていました。 何度かは覚えていませんが、感想のメッセージを送った事もありました。 ちなみに、この小説内でのお気に入りキャラは鬼蜘蛛さんでした。 

ところが、先日、この人のサイトに行ってみると、サイトが縮小されており、「第9回スーパーダッシュ小説新人賞で大賞の栄誉を賜りました。」との文章が掲載されていました! ウェブ小説の世界からまた一人自分のお気に入りの作家様がメジャーデビューということで、うれしい限りです。 デビュー作を必ず買わせていただきます。 できれば「縁の下の女の子」も何らかの形でまた世に出してあげてください。 

同作者のHPはこちら:
http://yume-kami.com/


応援のメッセージを送るもう一人の方は、漫画家のダビさん。
この人を知るきっかけとなったのは、たまたま聞いていた「地球ラジオ」というNHKラジオの番組。 ドイツ出身でありながら日本で漫画家として世に出ようと頑張ってこられ、遂にこの度メジャーデビューが決まったとのこと。 思わずこの方のブログを探して、応援の書き込みをしておきました。

韓国や香港など東アジア出身の人が日本の漫画界で活躍しているというのは知っていましたが、ヨーロッパ出身ではこの人が最初の一人ではないでしょうか。 先駆者としてご苦労も多いと思いますが、頑張ってください。


この方の漫画を読む機会は未だありませんが、掲載雑誌が出版された際にはぜひ読んでみたいと思っています。

同氏のHPはこちら:
http://ameblo.jp/davi-nathanael/
ゴールデンウィークまでにはエイリアンMODの翻訳を一通り終わらせたいと思っていたのだけど、できませんでした。
楽しみに待っていてくれているであろう作者のイゴールさんには申し訳ないのですが、もう少しお待ちください。

今、現在、HoI2をプレイしている自宅のパソコンとは離れた場所にいるので、木曜日までは翻訳を進める事ができません。 代わりにこのゴールデンウィーク中は本ばかり読んでいるので、本に関する記事の更新が多くなっています。 

来週中には必ず一通りの翻訳を終えたものをUPするつもりです。 遅れ続けてごめんなさい。
戦史に興味のある人なら必ず知っているであろう石原莞爾についての入門書を紹介。 これは、石原について簡単に一通り知りたい、又は、これから色々な本を読んで行きたい、と思っている人にお勧めの一冊。 一応付け加えておくと、石原を知ろうと思っていきなり「最終戦争論」から入るのは、自殺行為である。

出版社の編集部による石原莞爾の簡単な人物史を中心として、その石原に関わっていく人々を紹介したり、何人もの歴史家から見た石原像を紹介してくれている。 その為、特定の人の意見に偏ることなく、石原莞爾という人物の評価を知る事ができるだろう。 また、石原について書かれた他の作者の本も数多く紹介されているため、この本に書かれている紹介文を切っ掛けにより細かな分野を知っていく為の入門書としてうってつけである。

この本の中で、最も自分の印象に残った部分は巻頭インタヴューの最終章である。 要約すると、

石原は日本のヒトラーになれた。 だが、なろうとしななかった。 それゆえ、歴史によって排除された。

となる。 

確固たる世界観を持った石原は、政治指導者としての素養が確かにある。 満州事変を起こしながら、満州の属国化には反対。 日中戦争にも反対。 それどころか特異な政治シンクタンクともいえる東亜連盟を作ってもいる。 更には、評価の分かれる「最終戦争論」も考え出している。自分を含めた多くの日本人が石原莞爾に惹かれるのは、もし石原が日本のリーダーだったなら、というIFがあまりに想像をかきたてるものだからだろう。
石原莞爾-満州国を作った男―昭和期最大の天才軍人! (別冊宝島 1393 軍人シリーズ)石原莞爾-満州国を作った男―昭和期最大の天才軍人! (別冊宝島 1393 軍人シリーズ)
(2007/02)
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パンゲア

Author:パンゲア
好きな振付師 マーサ・グラハム、ピナ・バウシュ、ウィリアム・フォーサイス。
好きなゲーム HoI2、EU3


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