パンゲアの気まぐれ帳

気の向くままに、主に好きなこと(ダンス、小説、ネットゲームなど)について書き散らかす予定

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刑事(推理)小説とファンタジー小説は共に自分がよく読む本のジャンルなのだが、この2つが入り混じった本に出合えるとは思いもしなかった。 その不思議な本のタイトルはコップクラフト(著 賀東招二)。 

何かの拍子に、地球ともう一つの世界がつながってしまい、こちらの物理常識はあちらでは通じず、あちらの常識はこちらでは通じないというもの。 新しい文明同士が出会ったときの例に漏れず、いさかいがあった後に、交易や外交賀始まった状態。 というのがこの小説の舞台。 
その交流の窓口としてその通路の地球側に街ができ、そこには異世界人と地球人が共同で住んでいる。 その街を取り締まる警察に所属しているのが主人公の2人。 下の表紙絵に出ている男性が地球人で、女性はあちらの世界出身。

小説内で特に印象に残っている場面は、男主人公が差別意識の原因について考察する所。 発展途上国の人々が持つ向上心や知識欲がそれまでの裕福な国の人々に「いつか追い抜かれるかもしれない」という不安感を与え、それが差別意識につながると言う考え方は、かなり説得力を持っている。 (全ての差別がそれを元にしているとは思わない)

この本を読んでから知ったのだが、この本の著者の賀東氏はフルメタルパニックの原作者だということ。 フルメタルパニックと言うとアニメの第一話を見たことがあるだけなのだが、軍隊出身の主人公が日本の高校に転入してきてドタバタな展開となるアニメとしか印象が無い。 この小説が真剣な展開だから最初は信じられなかった。 だが、この続きとなる2冊目の本ではアクションコメディと言う感じの展開で、いかにもそのアニメの原作者の物だと信じる事ができた。

ただ、自分がこの小説をお気に入りに加えた大きな理由は、一巻が素晴らしかったからなので、3巻以降にあまりドタバタな展開にならない事を切に願っている。
コップクラフト (ガガガ文庫)コップクラフト (ガガガ文庫)
(2009/11/18)
賀東 招二

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付け加えておくと、何らかの理由でこの小説の出版元が代わったらしく、第二巻はガガガ文庫では未だ発売されていない。 自分は以前の出版社の物を買った。 それがこちら↓。 ずいぶん主人公2人のキャラデザインが違っている…。
ドラグネット・ミラージュ2 10万ドルの恋人 (ゼータ文庫)ドラグネット・ミラージュ2 10万ドルの恋人 (ゼータ文庫)
(2007/03/01)
賀東 招二

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コメント

フルメタはシリアスでハードな長編と学園コメディーの短編の二つのシリーズがあるんですよ
アニメ版はその二つをゴチャ混ぜにしてイマイチですが、原作の長編シリーズはかなりシリアスで面白いです

「あ」さん、ご指摘ありがとうございます。 しっかりした筋のある長編と、コメディー色の強い短編集の2本立てという原作だったのですか。 初めて知りました。 そういえばスレイヤーズ!も長編と短編の同時出版の形式をとっていましたね。 文庫も同じ所ですし、当時の富士見の方針だったんですかね。

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パンゲア

Author:パンゲア
好きな振付師 マーサ・グラハム、ピナ・バウシュ、ウィリアム・フォーサイス。
好きなゲーム HoI2、EU3


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