パンゲアの気まぐれ帳

気の向くままに、主に好きなこと(ダンス、小説、ネットゲームなど)について書き散らかす予定

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ゴールデンウィークまでにはエイリアンMODの翻訳を一通り終わらせたいと思っていたのだけど、できませんでした。
楽しみに待っていてくれているであろう作者のイゴールさんには申し訳ないのですが、もう少しお待ちください。

今、現在、HoI2をプレイしている自宅のパソコンとは離れた場所にいるので、木曜日までは翻訳を進める事ができません。 代わりにこのゴールデンウィーク中は本ばかり読んでいるので、本に関する記事の更新が多くなっています。 

来週中には必ず一通りの翻訳を終えたものをUPするつもりです。 遅れ続けてごめんなさい。
戦史に興味のある人なら必ず知っているであろう石原莞爾についての入門書を紹介。 これは、石原について簡単に一通り知りたい、又は、これから色々な本を読んで行きたい、と思っている人にお勧めの一冊。 一応付け加えておくと、石原を知ろうと思っていきなり「最終戦争論」から入るのは、自殺行為である。

出版社の編集部による石原莞爾の簡単な人物史を中心として、その石原に関わっていく人々を紹介したり、何人もの歴史家から見た石原像を紹介してくれている。 その為、特定の人の意見に偏ることなく、石原莞爾という人物の評価を知る事ができるだろう。 また、石原について書かれた他の作者の本も数多く紹介されているため、この本に書かれている紹介文を切っ掛けにより細かな分野を知っていく為の入門書としてうってつけである。

この本の中で、最も自分の印象に残った部分は巻頭インタヴューの最終章である。 要約すると、

石原は日本のヒトラーになれた。 だが、なろうとしななかった。 それゆえ、歴史によって排除された。

となる。 

確固たる世界観を持った石原は、政治指導者としての素養が確かにある。 満州事変を起こしながら、満州の属国化には反対。 日中戦争にも反対。 それどころか特異な政治シンクタンクともいえる東亜連盟を作ってもいる。 更には、評価の分かれる「最終戦争論」も考え出している。自分を含めた多くの日本人が石原莞爾に惹かれるのは、もし石原が日本のリーダーだったなら、というIFがあまりに想像をかきたてるものだからだろう。
石原莞爾-満州国を作った男―昭和期最大の天才軍人! (別冊宝島 1393 軍人シリーズ)石原莞爾-満州国を作った男―昭和期最大の天才軍人! (別冊宝島 1393 軍人シリーズ)
(2007/02)
不明

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今日、紹介する作品は、小河正岳氏による「ウェスタディアの双星」シリーズ。
これは、昨日のものよりも、より強く銀英伝の影響を感じさせる小説であり、舞台となる場所も、二大国家が覇権を争う銀河となっている。 
ただし、主人公達の母国は二大国のどちらでもなく、二大国の狭間で右往左往する小国群の内の一国である。(一応言っておくと、この国の名前がウェスタディア)

二大国が帝国と共和国という対比をなしている事、一個艦隊の規模が大体1万から1万5千隻ということなど、日本のスペースオペラの教科書とも言うべき銀英伝と似ている部分は幾つも見受けられる。 一方、この小説ならではの味付けも多々あり、それらが上手くバランスを取っていて、銀英伝に慣れ親しんだ人たちが、気軽にこの小説の世界にのめり込むことができるように配慮していると思われる。 

小説のタイトルは主人公が2人だと示しているが、読みはじめてみると、4人の主人公がいるかのように感じられる。 実際、第一巻を読み終えただけでは、「双星」という言葉が人間に対する形容語だとは分からない。 むしろ、「双星」と呼ばれるにふさわしい2人を挙げろと自分がその時点で聞かれたら、女王と外務卿の2人を挙げてしまっただろう。

出版元はライトノベルの電撃文庫ではあるが、スペースオペラと呼んでも差し支えないほど長期のスケールの話が展開されていると思う。 二大国の間で苦労する緩衝地帯の小国たちが、徐々に協力し合って大国の枷を外していくという展開を示唆する展開になってきており、充分に時間とページ数を与えられれば、名作になってもおかしくはない。
打ち切りにならない事を祈るのみだ。

ただ、あえて付け加えさせてもらえば、ライトノベル特有のご都合主義も少々垣間見えてきているのが、不安の種かもしれない。 主人公達の国は大きな災厄に何度も直面しているのに、艦艇の数がほとんど減っていない、又は、他の国に比べて再建速度が速く感じられる事。 ラノベの主人公は20代で無ければならないとばかりに、次々に事件を起こして世界情勢が急展開しすぎていると感じてしまうこと。 
更に、最新刊となる6巻で見受けられた信じられない場面として、他国の王に対して公衆の面前で、一将軍が説教するという個所もある。 謁見の場で、王の腕を掴んで説教したりしたら、その場で撃ち殺されても文句は言えないだろう。 大体、その距離まで他国の者を近づけさせたら衛兵たちは切腹ものだ。

ちなみに自分の一番のお気に入りのキャラは外務卿のチェザーリ。 この人が前の王に対して、王が交代してからもこの国への変わらぬ忠誠を誓う所は本当に良い場面だったと思う。 また、深く外交戦略をめぐらせたり、女王と交流したり、決戦に勝った事を知らされると無邪気に喜んだりと、キャラクターが深く描かれていてとても良い感じだ。
ウェスタディアの双星―真逆の英雄登場の章 (電撃文庫)ウェスタディアの双星―真逆の英雄登場の章 (電撃文庫)
(2008/01/10)
小河 正岳

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今日と明日、紹介する本は「銀河英雄伝説」の影響を強く感じさせる2つのシリーズ。 どちらもライトノベルの文庫から発売されているので打ち切りが心配だが、名作になる可能性があると思う。

最初に紹介するのは、安彦薫氏による「双竜記」シリーズ。 舞台となっているのは中世のような身分制度のある王国だが、この世界では騎士たちは馬ではなく「機巧鎧」と呼ばれるロボットのような物に乗って戦う。 
ある国が攻められて王が死に、首都が落とされ、王女が逃げているという場面から始まる。 そこで、主人公は行方不明の王子と勘違いされ、防衛側の旗頭として祭り上げられていってしまう、というのが大体のあらすじ。 

この作品を魅力的にしているのは、登場人物たちがとても魅力的なことだろう。 主人公や、ヒロインの王女はもちろん、敵国側の騎士も人間味のある描写をされている。 そして何といっても、自国の貴族たちの書き分けが素晴らしい。 
この国の「五公」と呼ばれる5人の大貴族たち、彼らがまとまって行動できなかった為に、この国は戦に破れつつあるのだが、一巻を通して徐々に明らかになるように、5人が5人とも、ある意味で自分の国を愛している。 それにも関わらず、彼らのとる行動は全く違った物になるというのがとても面白い。 

また、五公の内の2人が共同で敵の将軍と対決する場面があるのだが、その場面は銀河英雄伝説のミッターマイヤーとロイエンタールが「原始時代の勇者」オフレッサーと戦う場面を思い出させるものだった。

突っ込み所としては、主力兵器となる機巧鎧の数が余りに多いところ。 物語を通して軍勢の1/5ぐらいの数の機巧鎧がいるようだが、明らかに現代の戦車よりも構造が複雑そうな兵器が10万人の軍に対して2万ある、と言うのが信じられない。 この機巧鎧が数多くいるのに対して、その他の部隊は全くの無力なのか。 対戦車砲のような兵器は全く出てきていないのだが…。
更に言えば、これほど機械化の進んだ文明のはずなのに、未だに農奴や戦闘奴隷というような奴隷の存在があることも不思議である。 ある程度機械化が進んだ文明の場合、機械によって物を作ったり農業を行ったりする方が、監視人を雇って奴隷用の衣食住を用意して奴隷に作業をさせるよりも効率がいいのは明らかである。 これら古代ギリシア人のいう「卑しい技」の為の奴隷と言う階級が、現代において機械に取って代わったのは、人間の倫理観が進んだという訳ではない。
ともかく、作者がこれらの点をどう考えているのかは知らないが、話としてはかなり面白い小説だと思える。 ぜひ打ち切りになどならずに、完結にまでもっていってもらいたい。

ちなみに、自分のお気に入りのキャラは、五公内の凸凹コンビ、オルグレンとヒューム。 そして魅力的な敵である、メルツァー。
機械じかけの竜と偽りの王子 (電撃文庫)機械じかけの竜と偽りの王子 (電撃文庫)
(2008/11/10)
安彦 薫

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エイリアンMODの翻訳で、ここ数日自分が悩んでいた問題がやっと解決した。

config内のworld_names.csvフォルダを英語版で使おうとすると、特定の4ヶ国の国名だけがUNKNOWN STRING WANTEDとなり、正常に表示されなくなってしまうという物だった。 

でも、それぞれの国の名前を定義している行を見ても、おかしな所は見つからなかった。 セミコロン数も同じ、全角を使ったりはしていない、半角スペースを2つ続けて入れてもいなかった。

散々悩んで、やっと分かったのは、それぞれ一つ上の行において、セミコロンを巻き込んだ文字化けが起きており、結果として一つ上の行のセミコロン数が足りなくなっているという物だった。 別の行のエラーが次の行の表示を正常に表せないようにしているとはびっくり! 

…でも、MOD作りに慣れていればこんな事は簡単に分かるものなんだろうなあ…。 

ともかく、MODの翻訳は楽しい。 自分が翻訳したファイルを入れてみて、新たな英文が正常に表示されているのを見ると、何か感動する。

パンゲア

Author:パンゲア
好きな振付師 マーサ・グラハム、ピナ・バウシュ、ウィリアム・フォーサイス。
好きなゲーム HoI2、EU3


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